汗や紫外線による皮膚や毛髪へのダメージが気になる季節になりました。
いや気になるんですよ? 「はむこさんじうななさい」どころの年ではないので。
と云ふか、男性も美容に興味あつてもいいぢやない、つか持つとけ☆(cv花守ゆみり)て話なので、汗や紫外線が気にならないとダメなんです。気にして? しろ☆(デレステやつてません)。
さて。一部LowGuy層が「昔の日本人男性は今の若者よりも同年代でも顔立ちが大人びてゐた」みたいな云ひ方をすることが稀に良くあるさうです。
筆者の見解も既に割りと云ひ尽くされてゐる批判と似た感じで、昔の男性は碌に日焼け対策もせずに屋外を歩き回り当然のやうにアフターケアもしなかつた、そりや肌がボロボロになつて「老け込む」のではありませんかね、て話かと思ひます。
筆者の観測範囲で、筆者より年上の方を何人か見てる感じでは、日焼止めなんて塗らない人が殆どです。ですので外勤が多かつた人はかなり肌が衰へてをり、お迎へ黒子(ぉ)も目立つ方が多数でした。
筆者としては生来の顔の造形に自信があるわけでもありあませんので、それが衰へて月面だか火星だかみたいな肌になつた自分の顔を想像するとかなり気分が滅入ります。ただ滅入つてゐても仕方ないので、精々老化に抵抗してやらうと云ふ訳です。
と云ふ訳で、筆者が行つてゐるケアについて記憶力を頼りにざっくりと書いてみたいと思ひます。
平時から気をつけてセルフケアしてゐる方には今更感満載の内容でせうから、読んで成程と思つて下さる方は割と限定されてゐるかも知れませんね。
それと、筆者は別に美容で飯を食べてる訳でもありませんし、そもそも大きな個人差が出る話です。
ですので、飽くまで参考程度、寧ろ話半分程度に聞いてくだいただければと思ひます。
また、肌に傷や腫れ物がある場合には悪化させる恐れもあります。読者の方の肌トラブルには一切責任を負ひかねますのでご容赦願ひます。
先づは、日焼止めですよ日焼止め。
これからの季節は勿論、昼間長い時間外に出る方は出来れば四季を通じて対策した方が良いです。冬も別に雪山でなくても、時間帯に寄つてはかなり紫外線を浴びますから、本当油断なりません。
浅黒く日焼した性感……ゲヒュッ……精悍な顔立ち、なんてのは十代までにしときませう。二十歳過ぎたら、コンガリ焼いてオラついてる場合ではありませんよ?
さうでなくても皮膚がんリスクもありますので、過度の日焼けは少なくとも肌には百害あつて一利なしです。
ただ、筆者くらゐの年齢(いくつだよ(教へないよ)だと、日焼止めはベタベタして白浮きしてかなり不快な使用感のイメージを持つ方がゐるかも知れません。ベタベタしてる癖にすぐ落ちてしまつて塗りなおしが面倒くさい、そんなイメージを筆者も持つてゐました。
ところがどつこい、今の日焼止めは随分使ひ勝手が良くなつてゐるやうです。
あ、さうだ(唐突)、基本的に銘柄については軽率に触れない方向ですので悪しからず。
日焼止めも他のスキンケアも双方に云へることですが、メンズ製品には拘らないでいいと思ひます。メントール入りのメンズ製品、あれは刺激物なのではないかと筆者は考へてゐますが実際のところ何うなのよう? (お前が訊くんかい)
それは兎も角、女性が使つて満足できる品質のものなら男性が使つても──当然相性はありますが──満足できる場合が多いものと思ひます。
まあ、その情報源は何うする、て話もあるのですが。
いつそ販売店の女性店員に声かけて聞いてみてもいいかも知れません。
そんな勇気ねえよ!て相談は申し訳ありませんが、他で宜しくお願ひします……
あと、敢へて注意喚起するなら、スプレー式の日焼止めですね。
あれは少々注意が必要です。
読者の中にはご覧になつたことがある方がゐるかも知れません、スプレーだから薬液の付き方に濃淡が発生して防護の甘いところが真赤に焼けた、みたいなまとめサイトの記事を。
何がをかしいか、て聞かれると「説明書嫁」とぶん投げたくなります。
いやいや説明はします、しますから拳振り上げないでいやだからと振り下ろさないで、やめてとめてやめてとめてやめてぇとめった!
あれはスプレーした後でちやんと塗り広げないといけません。日焼止め全般に云へることですが、塗り広げて隈なく皮膚を薬液でガードしないとダメに決まつてゐるではありませんか。
あのまとめは一体誰得だつたのやら。
スプレー式の日焼止めは、外出先で汗をかいたりして日焼止めの効果が不安になつたときに追加で使用するやうな場合に大変便利な代物です。
有体ですが、ちやんと説明書を読んで正しく使つてください、て話です。これ当然と思ふ方が多いとは思ひますが、世の中には本当説明書読まない方、ゐるさうなので。
そしてこれも説明書は書かれてゐるのですが、必要がなくなつたらちやんと洗ひ落としてくだちい。
できれば、入浴するまで塗りつ放しにしておかずに少しでも早く顔を洗つた方がいいです。日焼止めだけでなく、汗や埃や時季によつては花粉が顔に付着したまま……正直、辛いものがあります。
洗顔後は最低でも化粧水で保水しておきませう。女装子の方とかは当然のやうに乳液やクリームなど基礎化粧品一式使ふさうですが、さう云ふ趣味がない方でも保湿くらゐはした方が宜しいです。
斯く云ふ筆者は風呂上りに化粧水と保湿クリームだけですが、基本毎晩欠かさず行ひます。ただ化粧水も安物ですし、保湿クリームも古くからあるメジャーな青い容器のあれです。青いあれはかなりベタつく印象がありますが良く伸ばして塗り込んでしまへば、暫くしたら気にならない程度に馴染みます。
たつたこれだけのケアも、筆者の場合はサボると直ぐに顔がカサついて突つ張つてくる実感があります。
最後に髪ですね。これも毎日洗ふべきだと考へてゐます。
筆者の父は、非科学的な思ひ込みに支配されやすい悪癖を持つてをりました。髪を洗ふと抜けるのだ、薄くなつてきたから洗つたらもつと禿げるのだ、と頑なに信じて筆者や母が黙つてゐれば平気で1週間も洗はない困つた人です。
結果何うなつたか、ですか? そんなもん敢へて語る必要もありませんよ。
生来の剛毛で多毛症かと思ふほどの、パパ○ヤS木も斯くやのボリューミーだつた髪は今や見るも無残に禿げ散らかしてをります。
頭皮や髪は、清潔にするものです。また父の話ですが、何を何う勘違ひしたらさうなるのか整髪料を「髪に栄養を与へる物」と思ひ込んで──洗髪したくないから口から出任せ云つてただけかも知れません、何しろ父は次男坊たる筆者に矢鱈と対抗意識燃やて全く助言を聞き入れない人でした──洗ひ落とさずにゐたことも明らかに禿げを早めたことでせう。
髪と頭皮は基本毎日洗ひ、ちやんと乾かす、これ大切です。整髪料をつけてゐないなら、人によつてはシャンプー剤を使つた洗髪は一日おきで良い方もゐるかも知れません。それでも、基本的に水やお湯で洗ひ流しませう(筆者は汗かきなので毎日洗はないと気が済みません)。
また髪が短いと直ぐ乾くので自然乾燥で、と云ふ方も多いかも知れませんが、自然乾燥は髪と頭皮に良くない影響があると云はれてゐます。機序は分かりません(ぶん投げ)。
これからの季節、ドライヤーかけたらまた汗が……とか、ドライヤーの熱自体が髪や頭皮を痛めないか、とか心配事はあると思ひます。
この対策は割りと人口に膾炙してをりますのでご存知の方も多いかも知れませんが、少しの工夫でドライヤーを使ふ時間は大きく短縮できます。
先づタオルで良く水気を切つてからドライヤーを使用する、頭にタオルを被せてその上から熱風を当てる、この二点だけでかなり早く乾きます。電気代も節約です。
私は乾かした後に椿油でトリートメントします。
ちなみに、これもちやんと説明書を読んで用量を守つてくださいね、付け過ぎると大変です。逆にリンスやコンディショナー抜きで椿油だけでもいいくらゐに潤ひます。
筋トレやダイエットなど、いろいろな自己管理をしてゐる方は多いと思ひます。これは筆者の持論ですが、その根幹には自己肯定への希求があるのではないでせうか。
精神科の医師や臨床心理士の方も良く仰るのですが、自己肯定は大切です。自己肯定や自己表現ができない人に他者の肯定も他者の尊重も出来ません。
ヘアケアやスキンケアもほんの真似事程度でもやつてみると、もつと真面目にそれをやつてゐる方を尊重する気持ちが持てます。
女性と雑談するときの種にもなります(不純)。
時々「すごーい(cv尾崎由香)」と好反応してくださる方もゐます(不純)。
少しでも興味が出た方はいろいろ試してみていただければ幸いです。
繰り返しになりますが、これは筆者が行つてゐるケアで、効果や向き不向きは個人差があります。
少しでも不快感や違和感がある場合には必ずプロに相談して対策を行つてください。